FOUR RADIAN

40代。
それは人生の輝かしい新たなるステージ。
貴女に今まで以上に輝いていてほしいから…
貴女に素晴らしい人生を謳歌してもらいたいから…
SUISHOから素敵なストーリーのつまったリングを貴女にお届けいたします


【"FOUR RADIAN"(フォー・ラジアン)~誕生の背景】

昨年初頭のことでございました。都内の有名高校をご卒業された同窓生の女性4名様からお仕事のご依頼を頂きました。 その内容は、「40歳という節目の年齢を迎える記念として、卒業後も親交のある4人でリングを作成したい」というものでございました。 弊社はオーダーメイドジュエリーを主業務のひとつとして展開してまいりましたが、4名のお客様で共有できるリング、 というテーマを頂きましたのは初めてでございました。皆様それぞれ、ビジネス・シーンにおいてリーダーシップを発揮されていたり、 クリエイティブなお仕事をされていたり、海外に居住されていたり、ご家庭をしっかりと守られていたり、と置かれている環境は様々ですが、 四者四様に完成された大人の女性の雰囲気をお持ちでございましたので、お会いさせて頂きました私どもは、 単に記念という意味合いだけでなく、完成度の高い作品を作り上げることが必須である、との緊張感を感じた記憶がございます。

そして、デザインを起こすに当たり事前取材を開始させて頂きました。

最初に私どもが抱いた第一印象と致しまして、皆様は、大人の女性として、

自立(Identity)
優美(Grace)
知性(Intelligence)
洗練(Sophistication)

を非常にバランスよく有しておられる、との感想を持ちました。そして大人の女性の備えるべきこの4要素をこれから作成に 当たるリングに盛り込みたいと考えました。

そして、私どもの取材は学生時代のお話に及びました。 彼女たちがかつて通っていた高校にはある「池」があった、とのことです。形状は扇形をしているのですが、 その扇形を成す角度に秘密がございました。扇形を構成する半径と、弧の長さが同一の時の角度は1rad(ラジアン)と定義されていて、 またこの形状は「最も美しい幾何学形状」のひとつとしてとして位置付けられている、とのことでございました。 ご参考までに1ラジアンは(360/2π) = 約57.29578度となります。 そしてこの扇形の角度が1ラジアンであったことに由来し「ラジアン池」という名称で生徒に親しまれ、 学校のシンボルであったようです。

弊社はこの「美しい幾何学形状」である「ラジアン」を美の象徴として、今回のリングのモチーフに採用させて頂くことに致しました。 また、4人の女性からのご依頼であること、そして40歳という節目のご年齢でのご依頼であることを踏まえ「4」という数字を重要視し、 1ラジアンの角度で形成された美しい扇形を4個配するデザインを基本形としてラフデッサンを起こす作業に移行致しました。

["FOUR RADIAN"(フォー・ラジアン)の基本形状]

数ヶ月に渡る弊社デザイナーと、ご多忙な皆様とのやり取りの結果、添付画像のように4個のラジアンを配し、 ボリューム感のあるアームを装備するという形状にデザインを決定致しました。

4個のラジアンはそれぞれ10代、20代、30代、そして40代を象徴します。 ひたむきだった10代、学生から脱皮し社会に出て戸惑いもあった20代、ある程度自分のライフスタイルが確立してきた30代、 そしてこれから輝かしくあるべき40代、今まで輝いてきたように、 そしてこれからの40代も輝いていたいからその各々の年代の象徴であるラジアンに 「輝き」の象徴であるダイヤモンドをセッティングします。

年代を示すことに併せて、その4個のラジアン各々に前述の大人の女性の備えるべき要素である、

自立(Identity)
優美(Grace)
知性(Intelligence)
洗練(Sophistication)

という意味合いも込めることに致しました。今までの人生の軌跡、 そしてこれから輝かしい人生を歩んで頂くための条件をこのリングに託すことに注力致しました。

また、ファッション・テイストにも皆様各々の主張がございましたので、オリジナリティを体現するために、デザインは共通であっても、 地金はイエローゴールド、ホワイトゴールドからお選び頂くことが可能で、 またダイヤモンドもホワイトのみならずピンク・ダイヤやブラック・ダイヤからお選び頂くことを可能としたのも皆様のご意向がベースとなってございます。
結果、形状は同一でもそれぞれ主義主張を持ったリングが皆様各々の手に渡ることになりました。今年、彼女たちは節目となるご年齢を迎えることになります。

["FOUR RADIAN"(フォー・ラジアン)]

【一般販売を開始させて頂くに至った経緯】

リング誕生の経緯は上記の通りですが、完成品を目にしたご依頼者の皆様をはじめ弊社スタッフはその完成度の高さに息を呑みました。デイリーユースの完全なる形 をそこに見出しました。本来であれば、 ご依頼者の皆様に作品をお届けさせて頂いた時点で弊社のお仕事は完結するはずでございました。 しかしながら、その完成度の高さ故に多くの同年代の女性の皆様にこのリングをお届けしたいという気持ちが弊社スタッフ間に芽生えました。

その気持ちが芽生えた理由と致しまして、弊社スタッフが平生より抱いている所感がございます。それは「身に付けている衣服も、 靴も、バッグも、時計もセンスあるアイテムを身に付けているにも関わらず、ジュエリーに関してはそのレベルに到達していない、 トータルコーディネート的にバランスが取れていないと思しき場面に少なからず遭遇することがある」という思い、でございます。 その理由と致しましては、リーズナブル(安価ということではなく、 適切なお買い求め易い価格という意味での)な価格で販売されている本格的なデイリーユース・ジュエリーが意外に少ない、ということが大きな要因であると思われます。

また、ご婚約指輪、スウィート・テンなど人生の節目にジュエリーを男性から女性に贈る、という習慣は世に定着してきたとは言え、 自分から自分自身へ、ご主人から奥様へ、彼から彼女へ、形式はともあれ「40代」を人生の節目と考え、 ジュエリーをあつらえる習慣はございません。40代は大人の女性として完成し、 そしてさらに今後さらに輝かしくあってほしい年代である、と私どもは今回のお仕事を頂いたことによりその思いを 深めました。だからこそ、40代を象徴するするジュエリーがあっても良いのでは?、と考えました。

弊社は創業し本年を持ちまして15周年を迎えることになります。ジュエリークラフト、輸入時計販売、 シルバークラフトを主業務に掲げておりますが、唯一ジュエリークラフトの部門に関しましては高額な『一点もの』 を主体に展開してきたのと、ご紹介のお客様に限定させて頂いたオーダーメイドが中心であったために、弊社がオリジナルで 開発したアイテムを多くのお客様にお届けするという展開を行った経験があまりございません。

しかしながら、今回完成致しました”FOUR RADIAN(フォー・ラジアン)”に関しましては多くの40代の皆様、のみならず本格的なデイリーユース・ジュエリーに ニーズを感じる多くの皆様の日々のファッションの一助となれば、 という思いが日増しに強くなってまいりました。

ご依頼者である皆様にその旨をお伝えしましたところ、自分たちの発案により誕生したリングが多くの大人の女性の手に渡ることは大変喜ばしいとのことで、 ご快諾を頂きました。

ここに、本物を見極めることの出来る多くの大人の女性の皆様のためのデイリーユース・ジュエリー“FOUR RADIAN(フォー・ラジアン)”をお届けさせて頂く次第でございます。