1-3.リングの加工に関して
(1)ジュエリー(リング)の加工に関して
リングにおけるコストの内訳は大半が主石が占めることになります。しかしながら、全体のバランスや 美しさは、やはり加工技術がものをいいます。グレードの高い石であっても、加工技術が稚拙であれば 商品としては美しいものになり得ないし、また逆もしかりで、使用する石のグレードそれ程が高くなく とも、加工技術が優れているものであれば、全体として美しいバランスの良いフォルムを獲得すること が出来ます。
(2)加工技術の良し悪しを見極めるポイント
1.石とそれを留める爪がきちんとフィットしているか?
2.金属表面の仕上げ状態は美しいか?
3.指にきちんとフィットする滑らかな造りか?
などが留意事項となります。
特に石留めの技術は重要で、そのジュエリー・ショップがパヴェ・セッティング(DESIGNのページの 「道具箱の種類」の「脇石の留め方の道具箱」をご参照ください) の商品の展示があれば
それを見ると良いでしょう
●石が整然と同方向に並んでいるか?
●爪の大きさは均等であるか?
●石はしっかり留まっているか?
⇒リングを軽く振ってみてください。 音がする場合は最悪のケースです。石と爪に隙間があり石がしっかりと留まっていない証拠です。
などを目安にジュエリー・ショップの加工の良し悪しを判断してみてください。
(3)加工の種類に関して
加工の種類には大きく分けて3種類あります。
①キャスト加工
②ワックス加工
③ハンド・メイド加工
次ページにて上記の3種類の加工に関してご説明致します。下のnextをクリックして下さい。